7月といえば・・・恩田陸の「七月に流れる花」という本があります。
これは、ミステリーランドという「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」を合言葉に創刊された、
豪華執筆陣が子ども向けに新作を書き下ろし、ブックデザイナー祖父江慎が装丁を
手がけるという贅沢なの中の一冊です。
恩田さんは、はじめから酒井駒子さんに表紙と挿画をお願いしようと決めていらしたそうで、
酒井駒子さんの絵の甘さと暗さが本の内容とぴったりあって素晴らしいものとなりました。
流れに浮かぶ少女は、物語を象徴していているのですが、この絵は、ジョン・エヴァレット・ミレーの
オフィーリアも思い出されますね。
7月のレッスンはグリーンベルです。風船のようにふくらんだがくの先に白い花をつける愛らしい花です。
アバランチェがまだの方にはアバランチェを。